第四皿:つながりたいけど、そばにいない
兄と離れて居候している悠のもとへ燕太がやってくる。「希望の皿」を一稀に譲って欲しいと頼み込む燕太だったが、悠にも譲れない望みがあった。一方、吾妻サラの握手会が開催されることを知った一稀が、悠に持ちかけたある計画とは―?
さらざんまいは毎話感想を書きたかったけれどGW前からGW最中は忙しすぎて書けなかったです…
とりあえずこれで主役三人分秘密漏洩完了ですね。
だいたいそんなこったろうと思った!
久慈のエピソードはだいたい予想の範疇というか、そういう感じの話になるんだろうなぁという展開でした。この兄弟の物語は分かりやすくドラマチックで単純に面白いです。
久慈と久慈兄が持っている「味方は自分たちだけ」という思想は幾原監督の作家性のひとつ「自分の身の回りの人間と他者との分断」というテーマが最も分かりやすく表れた形ですね。ある意味こじれた思想の持ち主の一稀と燕太に比べて、シンプルで真っ当にも受け取れます。
久慈周りは今後バイオレンス的な盛り上がりの中心になっていきそうですね。
さて、一方の一稀こじれすぎ問題ですが…
とんでもない爆弾を仕込んできたな!
一稀の「ハルカが嫌い」発言、私はすとんと腹に落ちました。
おそらく身体に障害があるであろうハルカですが、自分の事はまるで卑下していない様子。一稀の行動はハルカをあまりに特別扱いしすぎていて、むしろハルカを可哀想な存在にしてしまっているのでは…?と思っていたので、一稀の本心の吐露はある種の当てつけ、悪意として筋が通っていると思います。
よりによってこの本心を河童状態での漏洩では見せないという演出が憎いですね。とんでもないクリフハンガーで来週へ引っ張られて、続きが観たくてたまりません。グイグイ盛り上がってきますね!6話に大きな山場があると噂だけ流れてきていますが…どうせ5話もとんでもないんだろ!知ってるんだからね!